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syota.m THE PRINCIPLE

放射能とは。

 現状の解決法で、科学に何ができるのか、何故放射能が発生し、問題なのかの考察。
 
 我々は何も知らない。と言うと、そんな馬鹿なと思う人が多いことは、本当に驚くべき事実
である。我々に提供されているごく基本的な事項一つとっても実は全く理解できていないと
思うことが多い。
 例えば、地球の人口についてである。
 1900年・1975年の人口を見ると、それ以後の増加比率は異常であると分かる。
推計値であるが、多くの調査の平均値をとっても、1900年時の世界人口は10億人・1975年
時点40億人、そして2011年10月に国連の調査で70億人を超えたことが確認されている。
 110年の間におよそ60億人の人間が増えたことになる。また、その内訳を見ると、およそ
55%がアジア人で20%が欧米人(またはそのエリアの居住者)となる。これが、アジアに
対する欧米の優位性の根本原因と考えて良い。何故ならば、自然の摂理に任せてしまえば、
この地球上の過半数をアジア人が占めてしまい、これが欧米人にとって最も恐れることだから
である。
 話は戻るが、昔から地球の最大収容人口は、70億とも90億とも言われている。90億人に
達するには、今から30年近くかかると言われているが、70億人には到達しており、更に増加
する傾向を止めることはできていない。
 この20億人の増加についても、イメージ的にはアジア(含む中東)・アフリカ辺りで集中的に
増えるように思うが、実際、アジア10億・アフリカ10億・南北アメリカ2億・オセアニア1億
その他-3億と推測されている。ただし、国別の増加率で見ると、上位50ヶ国位はほとんど
が中東とアフリカの諸国で占められ、アジアは33位にシンガポール・45位にマカオが出る
のみである。
 これは、地球上を俯瞰的に見た場合、無視できない数字であろう。
 実際、中東やアフリカ諸国で内乱や戦争が多い原因は、この人口増加の抑制にあると
考えることもでき、今後これらのエリア及び特にヨーロッパで問題となっている中東移民の
人口増加には注視する必要がある。 ただし、TEDのハンス・ロスリング教授によると、人口
増加の抑制には最貧国の生活レベルを改善することが必要であるとのことであり、欧米全般
の風潮もそれに近いようである。しかし、それではここまでの人口増加の現象を説明すること
はできない。
 更に、地球の人口を宗教別に見ると、キリスト教20億(カトリック10億・プロテスタント4億)、
仏教4億、儒教4億、イスラム教14億、ヒンズー教9億となっており、この面からもイスラム教
が敵視される理由が垣間見える。
 次に話は飛ぶが、宇宙についてである。自然界に存在する力には4つの種類があると言わ
れ、重力もその一つであるが、実は、重力が何故発生するかは分かっていない。
 また、これらの力の源泉を求めると、粒子や分子といったレベルの研究が必要となるが、
これらの物質を構成する原子は、原子核と周回する電子から成り立つことは分かっている。
この原子核の崩壊が放射能を生むが、原子核を構成するとされる中性子と陽子の定義が
まだあいまいである。
 その意味で核融合反応とは、人類がその理論を正確に把握しないまま手に入れた現実的
な力であるといえる。また、このことは宇宙から飛来する宇宙線という物質が、自然放射能を
帯びていることと矛盾しない。その意味で、我々が放射能と聞くときに感じる得体の知れなさ
は、その起源を宇宙に見出すことができ、我々の及び知らないところにあるものだからである。
 この分野で、日本はSN1987Aという1987年の超新星の発見以来、スーパーカミオカンデ
による観測から、ニュートリノという物質研究の第一人者を多く抱えており、この分野が施設
能力に負う部分が大きいとは言え、世界中の期待を受けていることは想像に難くない。
 とはいえ、このSN1987Aの発見以前に同種の観測が成り立ったのは、ケプラーの法則で
有名なケプラーが発見したSN1604まで遡り、これは何とニュートンが万有引力を発見する
以前の天文学の功績である。ケプラーが惑星の公転から3つの法則を見出したと同時に、
ケプラー問題として原子の構造にも言及していたことから考えて、1604年代の段階で、原子
構造と宇宙の相関関係には気づいていたと思われる。
 また、ケプラーの第2法則である惑星間の引力が距離の2乗に反比例するという法則が
今から400年近くも前の観測で導かれ、現在でも適用されていることは一種の驚きである。
 また、有名なアインシュタインの E=mc²もこの流れからの帰結であり、これは1916年の
発表である。この公式が、ビックバン理論の基礎となり、宇宙の起源を示す公式となっている
ことは言うまでもない。
 さらにE=mc²は、光速度不変の原理と同意であり、この原理は電磁波が真空中で示す
光速度の観測から得られていることから考えて、推測ではあるが、エネルギーとは、宇宙を
構成するプラズマ物質そのものが本来持つ力であり、それは原子レベル(最小単位)でも、
宇宙(最大単位)でも変わらないのではないか。
 そうすると、我々が今日抱える原子力の問題とはイコール光の問題に置き換えて考える
ことが可能なのではないだろうか。光が物質内(例えば水)を通過する際、速度を落とすこと
も興味深い。
 自然界における原子と光の相関性と同程度に面白いのが金属の存在である。原子や光が
波動や電磁波とつながりが強いのに比べ、金属の場合は、その構造に特徴がある。
 多くの金属が奇しくもこれもケプラーが提唱した面心立法格子構造、すなわち原子密度が
最大限となる構造を取っていることが特徴となっており、この構造が、金属が硬く、加工しやすい
原因である。
 金属に価値があるのも、この構造のためだが、その原子結合状態で電子が自由に飛び回って
いるのも特徴であり、そのため金属は電気を通しやすく、磁気を生じている。
 また、金属が光沢を放っているのは、この自由電子が可視光線を反射するためだと言われるが、
実際は自由電子は何と一度これら光を吸収した上で、再放出している。金属に光を当てると、
自然界に無条件にエネルギーが生じていることになる。それどころか、金属そのものが自然物に
も関わらず電子が動き回っていることから、エネルギーを保有している物質なのである。また、金属
結晶構造は原子が電子を放出して陽イオン状態になることで保たれている。
 この自由電子が気体中に存在する状態が、プラズマとされ、この状態になると、自然状態で電荷
を持ち、電磁場を生じるとされる。この自然状態に生じる磁場の存在が、振動・質量の存在につながり、
エネルギーを放出していると考えられる。
 更に水についてである。水とは実に不思議な物質で、人間に最も身近な物質でありながら、
近年までよく分かっていなかった。物質とは空間を占有する何かの存在のことであるが、その構成
は元素(原子)から成り立っている。元素記号1がH=水素であることはよく知られており、古来、
物質を構成するとされた四元素(火・水・空気・土)の内、唯一、人体に存在する上、人体を構成
している最大の物質である。
 常温では液体であるが気体にも固体にもなり、あまり知られてはいないが、反磁性を帯びている。
 これは水を構成する水素と酸素が、O-H結合において、酸素側が電気的に負、水素側が正の
電極を帯びていることから来るが、これが生じるのも電気陰性度の違いから来る自由電子速度の
差異があるためであり、この意味で、水と金属とはよく似て非なる対構造をなしているとも言える。
 ただし、標準状態の水では、原子のイオン化はほとんど起こっていない。また、人体等の生物内
のみならず、宇宙空間でも最も多い原子は水素Hである。
 また、もう一つ生物を構成する元素(原子)として重要なのは、炭素Cである。炭素は非金属で
ありながら、原子レベルの結合が強く、炭素の同素体がダイヤモンドであることは良く知られて
いる。またダイヤモンドは電気を通さない。このことから、金属とダイヤモンドは似て全く異なる
ものである。
 この金属と炭素化合物の間にあるのがマグネシウムMgであり、合金でありながら、生物の
構成元素であり、植物の光合成に必要なクロロフィルで重要な役割をしている。クロロフィルは
光合成において光エネルギーを化学エネルギーに変換することで知られ、当初、大気には
なかった酸素Oもこのような過程から生じたと考えられる。すると、宇宙が生成された過程で、
ほとんどが水素とヘリウムの同位体の高温過密状態で存在する中、炭素を構成する原子の
結合が、炭素燃焼過程の中で、核融合反応を生んだのではないかと想像できる。また、
マグネシウムが炭化化合物でありながら、金属的性質を持つように、金属を構成するホウ素B
やケイ素(シリコン)S iといった原子が植物にも含まれ、ともに自然界に存在することから
考えても、その境界を分けるのは原子構造にまで遡り、区分することは難しいのではないか。
 また、この植物から光合成により、酸素が生まれ、水や二酸化炭素を生じ、この有機酸が結合
してアミノ酸になり、生物を構成する有機化合物(タンパク質)になったのではないかと考えられる。
 このように考えると、何らかの形での原子レベルでの中性子と陽子の衝突あるいは崩壊が、
放射線や原子核融合という形で、宇宙や生命の誕生につながったと見ることは、星の最後が
中性子星という超高質量の流動体で、その生成過程では水素やヘリウムが燃焼に使用され、
炭素と酸素から成る中心核で核融合反応が起き、酸素・ネオン・マグネシウムによる核となり、
その過密度化から超新星爆発が起きているが、星の誕生についても、同様の過程が成り立つ
と推測することは十分可能である。
 また、中性子星が強烈なパルサーを放っていることから、光が保有する波動性と粒子性が
最初に加わるエネルギーの大きな起因になっていると考えられる。光が熱を保有することや、
レーザーや電磁波が多大な力を保有することもこの説の大きな裏づけとなる。
 想像の域を出ないが、宇宙や生命の誕生の源泉は、光から生じた電磁波及び熱による
エネルギーから生じるのではないか。また、原子や分子(原子間の結合力)の誕生もこの推論
から成り立つ。
 この最初の光の発生を空間のゆらぎに求めたのがゆらぎ理論ではないか。
 あるいは、1個の原子崩壊の過程から放出された放射線が由来とも考えられる。
 これをチャートにすると、以下のようになる。
 原子の崩壊・融合 → 放射線・熱・磁場の発生 → 質量・エネルギーの創生
 自由電子の発生 → 原子のイオン化 → 水・金属の発生 → 炭化化合物の発生 
 → 生物の誕生
 ただし、この考えは、宇宙や人の生成について語っただけで、この概念だけでは、ある一つ
の物質の生成から分裂的に増殖したことを述べたに過ぎず、どうしても時間の概念の制約を
受ける。つまり、「宇宙は約137億年前にビックバンから生まれ・・・」というあれである。数の
増加という概念から捉えると宇宙の膨張は、あたかも時間と共に進んでいるように思われるが、
これは全くの間違いであろう。
 「時間」という概念は元をたどると地球・太陽や月の動きを周期的に捉えて作成した概念であり、
例えば、我々が使う1日とは地球の自転周期で、1年は地球の公転周期である。また、1月とは
文字通り月の公転周期に合わせて定められている。すなわち、現状、我々が保有する「時間」概念
は、我々人類のみが、つい最近、科学的に定めた単位に過ぎない。
 ちなみに、通常、我々が使う1時間とは、「セシウム133の原子の基底状態の2つの超微細準位
の間の遷移に対応する放射の周期の91億9263万1770倍に等しい時間」(計量単位令)=「1秒」
と人工的に定めたものの、3600倍(60×60)に過ぎない。これは、セシウム原子核の普遍的な
現象を測定したもので、1967年に始まった。
 同様に長さ(1メートル)や重さ(1キログラム)も地球や水といった自然界に存在する普遍的なもの
の測定から人工的に定めたものに過ぎない。
 こうした、つい最近変化したような概念は、あくまで便宜的なものであり、普遍性を持つとは認め
られないことから、我々が保有する「時間」・「質量」・「大きさ」という概念は宇宙や地球、水や原子
といった自然物の研究を行う上で、決して上位に来るものではない。
 このように考えたとき、我々が、「宇宙の始まりは・・・」と始めるのは、実は大変おかしな考え方で、
自然物の多くが、球体や黄金比を持つことから、0次元を点、1次元を線、2次元を円、3次元を球と
捉えたとき、球の体積・表面積がそれぞれ5次元・7次元の時に最大値を取り、それ以降の増加に
対して急激に0に近づくことに着目し、我々の現状認識し得ない4次元(時間?)、5次元、6次元、
7次元の世界があると考える方が自然であろう。
 この概念を中心に世界を見るとき、「等距離・無限・循環」の3つの概念が等しく成立することが
考えられ、また、円の接吻数が6、球の接吻数が12であることと雪の結晶や蜂の巣が自然物で
ありながら正六角形の構造を取り、円を代替する最も基本的なハニカム構造であることから、円あるいは
正六角形には自然節理を説明する要因が内包されていると考えて良いだろう。
 また、平面充填と空間充填の一致から見た時、基本単位は正三角形となり、正四面体が3次元の
最小単位となる。また、3次元空間において、正多面体は5種類(4・6・8・12・20)しかないことが
証明され、正6面体の構成面は正方形、正12面体の構成面は正五角形、それ以外は正三角形で
あることから、これら図形には何らかの意味があると思われる。
 ただし、これらの形は全て直線で構成されており、あくまで3次元の補足に用いられるものに過ぎず、
直線が一切存在しない球とはまた別のものであると認識しなくてはならない。
 こうした図形上の重要摂理に加え、必要なのが黄金比φ(ファイ)の概念である。
φ=1.6180339887と一見、数字らしく思えるが、これは数字ではない。φはギリシア文字の一つ
であり、アルファベットがギリシア文字から派生し、コンピューターのキーボードやユニコードに使わ
れていることから考えて、数字と文字の両方の性質をもつ記号である。これは、コンピューターの
プログラミング言語に数字が使用されることから間違った概念ではない。また、これは自然摂理が
時に数式で表すことが可能であることにも矛盾しない。
 ギリシア文字の中では、この他にπ(パイ)があることも有名だが、これは円周率とも言われ、
図形との相関関係が良く知られている。このように、古代ギリシア文明では、図形と数字・文字の
相関関係についての研究が現代並みに行われていたと考えられ、この時代のアルキメデスが
戦闘中に「私の円を踏むな。」と述べ、墓標に球に外接する円柱を用いたことは、自然界に無数に
存在する円・球の発生原理を示唆しているようで、非常に興味深い。
 また、その前のソクラテスやプラトンといった哲学者が知性・人間といった存在を徹底的に研究し、
人間の思考法に現在まで西洋哲学として大きく影響していることもこの時代の文明学を調べる
上で、欠かせない事実である。
 また、アルキメデスの業績を調べると、数学や物理学の分野で現代にも通ずる定理を多く発見
しており、彼が2,300年近く(紀元前287-212年)前の人物だとはとても思えないほどだ。
 アルキメデスの原理といえば、押しのけた水かさに比例した浮力の発見であるが、この浮力は
押した力に反比例して大きくなり、いわば反重力の状態と説明することもできる。また彼は、宇宙空間
を砂で埋めた際に必要となる個数という命題に対して、8×10の63乗 と解答しており、これは、
現代において宇宙空間がプラズマという気体・固体・液体に代わる第四の物質態で埋められ、
浮遊する自由電子からなるエネルギーを保有すること、各天体が空間に浮遊して存在することなど、
天文学での応用も利く原理である。
 このように、古来から考えられてきた、宇宙・天体・地球・生物・植物・金属などは自然物として
共通の摂理で発生・存在していると考えられ、相互に密接な相関関係を持つと考えられるが、
これは我々人間の意識が宇宙と密接に関わることが漠然と認識されながらも証明できないのと
同様、現状、我々には正確に認識できない。
 今後は、我々の保有する自然言語と意識の相関、これは文字・数字と脳の関係とも言えるが、
それに加え、宇宙構成物質が気体ではなく、実は液体や固体に近い上、そのものが巨大なエネルギー
を持つことに照準を合わせることが必要だろう。また、これが原子レベルでは人間や金属を構成する
物質と同じであることも重要な認識である。
 その意味で、先に述べたように原子核の崩壊・融合が大きな力を生むこと、強い放射能を含み、
時間の単位を構成するセシウムCsがアルカリ金属で固体と液体の両性を持つ上、自然発火作用
があり、低温(-110℃)でも水と爆発的に反応し熱量を生む物質であること、超新星の爆発時に
セシウムが観測されること、DNAの変化に放射能が強く関係することなどから、生物や意識の誕生
と宇宙の存在は大きな相関関係があるのではないか。また、宇宙の存在を言語化してみることも面白い。
by e-principle | 2012-03-19 17:25 | その他
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