syota.m THE PRINCIPLE

日本人の盲点

 我々は、日常半径20メートル位の範囲の関わりで生きている。
 というと大げさだが、この中での争いが日常化し、この中での優劣が
企業やその他組織の推進力となってきた。

 今、この推進力には2つの疑問点が生じている。

 一つは、優劣が正しく測定できなくなったこと。
 スペックの争いに終始していた頃は、忍耐力・協調性を主体に図る
ことにある程度の正当性があったが、今後はそれは新興国に移行し、
日本には新しい革新性をいかに正しく広めれるかが問われる。
 すると、「日本?もうあんまり面白くないね。」が致命傷となるため、
とにかくユニークな人材・試みが実は必要である。
 しかし、そのような動きを封じる方向に流れてきている。

ちょっと話は脱線するが、クールジャパンを大学教授の方々が
何とかしないとなんて集まって話し合いしているのもこれに近い。
飯野さんが早死にしたり、グラスホッパーの須田さんがSB系の
ガンホーの傘下になっていることなんかが問題で、感度の良い人は
その辺の急所にとっくに気づいている。
 要するにクールさが欠けたのはこの10年内に顕著で、原因なんか
はっきりしている。

 もう一つは、20メートル外の動きが大切になったこと。
 20メートルを出た途端、その優劣は全く必要なくなるが、本当に
企業を伸ばす動きはむしろそこに転がっている。
 電器製品の新しいアイデアは、街の電器店主や使っている主婦の
方が企業の役員や担当者の考えより圧倒的に正解に近づきやすい。
この考えが割り切って受け入れられるかどうかで、生存期間は変わ
ってくる。

 まあ、一つ目と二つ目は元を正せばそんなに変わらないから、
突き詰めれば、偉いやつほど自らの命を賭けろってこと。

 こうした現状の常識から抜け出した先に、何を作り出すかという思考
があまりにも遅いが必要だし、今更そんなに簡単にマインドシフトが
できるのかという気もするが、アジアで生きていくってそういうことなん
だろう。
 
 とか言っても、東京電力やシャープの再建も、結局は消費者転化・
税金頼みに過ぎないから言うほど簡単ではないよ。これは。
 とんでもない意思決定とかしてても、一時的な問題で、結局は何の責任
も問われず、ほとんどが下に押し付けられている。普通見れば分かる
よね。何で、そこがデモにならないのか本当に不思議だ。

 
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by e-principle | 2013-03-17 14:09 | 経済
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