syota.m THE PRINCIPLE

カテゴリ:経済( 30 )

今の外交に必要なこと

 まず、断固とした国としての姿勢を示す必要がある。
 その意味で、今まさに時代の転換点ともいって良い事柄が起きている。
 端的にいうと、枠組みの再構築であり、従来のG7→G20への機軸移動
といっても良いだろう。
 G20への移動で一般的に被害を被るのはG7諸国であるが、この変化
を起こそうとしているアメリカに自らが損失を被っているとの意識は
ないようだ。
 今の彼らにあるのは、旧支配層からの脱却であり、先日、ローマ法王
のエリザベス女王表敬訪問直後にバチカン銀行がイタリア銀行に告発
されるという事態が起きている。
 このような事から考えると、カトリック+英国教会vs米キリスト原理
主義者の宗教戦争のようなことが、イスラム原理主義vs米キリスト原理
主義者の争いと同時に起きているようだ。
 日本で、宗教の位置づけで戦争のような事態が生じる事は考えづらい
が世界史的に考えると、珍しくも何ともなくむしろ自然なことであろう。

 今菅首相が行っているNYでの国連総会でも、オバマ大統領が途上国
(主にアフリカを指すと思われる。)へのインフラ整備に本格的に各国
が協力することを提案し、日本も「最小不幸社会」の概念をここに無理
やり適応させ、途上国中心に学校建設・教育普及への協力を表明した。

 この姿勢は従来どおりだ。
 しかし、これで本当にこの概念に適応できるとは思えない。
 ここで、日本が検証すべきなのは、例えばアフリカへの協力で過去に
何が効果的であったかということで、個人的には、インフラ整備ももち
ろん大事だが、人口増加やメンテナンスとの後追い関係を考えると
例えば、今年のFIFAワールドカップのようなイベントをそこで行う事が
最も無駄なく効果的であるように感じられる。
 そうすると、日本が行う最も効果的な援助は、インフラ整備のような
現状及び腰の施策よりもソフトパワーのこれら諸国への分配、例えばアジア
諸国のアフリカ支援のイベントの音頭を取るというようなことではないだろうか?
 そうすると、ASEMに国会が理由で行かない事は、最低の外交手法だ。
 もちろんワールドカップのような国境を簡単に超えるようなソフトは簡単
に見つけられないだろうが、それを探索することは自らの身を助ける事にも
なり、日本にとって最も意味がある行動であるといえる。

 また、政治は税金ばかりを消費して小手先で何かを取り繕うのではなく、
本腰を入れて、日本の民間パワーを信じて総力を振り向ける事を最優先すべき
だろう。逆に政治・行政がやることはこの振り向け作業だけで良く、効果的
なスキームを作れば、現状使っている予算の3分の1程度で放っておけば、10倍
以上の効果が得られるだろう。ASEMには若手民間人を数多く行かせてみれば
どうか。勝手に効果的スキームを作るだろう。
 
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by e-principle | 2010-09-23 11:51 | 経済

こういう見方もある

 2010年8月11日、英紙ガーディアンは日本経済に関するコラムを掲載。いわゆる「失われた10年」は経済的な失敗ではなく、米国とは異なる発展モデルを選んだ結果だと分析した。13日付で環球時報が伝えた。

 経済学者たちは長年にわたり、日本経済に不当な評価を与えてきた。考えてみよう。世界経済が後退する中、米国の失業率は10%に迫っている。格差と貧困は激化し、4700万人が医療保険に加入しておらず、中産階級の年金は脅かされている。欧州もまたさまざまな問題を抱えており、急成長を続ける中国もバブルが懸念されている。

 では日本はどうだろうか?失業率は5%程度。格差も他国ほど鮮明ではない。全国民が医療保険を享受し、今なお世界の主要輸出国としての地位を保っている。平均寿命は世界トップクラス。乳児死亡率も低い。教育水準は高く、犯罪、精神疾患、薬物乱用はいずれも低レベルにとどまっている。炭素排出量も低水準ときわめてエコ。あらゆる面で日本は米国より優位に立っているではないか。なぜ日本が米国やその他苦境に立たされている国の教科書とならないのだろうか。

 米国の著名経済学者クルーグマン氏を筆頭に、経済学者たちは日本経済をたたき続けてきた。「日本シンドローム」という言葉まで作られたほど。しかし経済とは何のためにあるのか、もう一度考えてみるべきだ。人々に繁栄と安全を与えるためか、それとも経済学者の理論とモデルに従うためにあるのか。

 今の時代に与えられた重要な教訓は2つある。バブルは必ず崩壊する。制限のない成長は環境を破壊する。つまりもはや経済成長ばかりを求める時代ではなく、持続可能な発展を、お金を使わずに多くを成し遂げることを摸索しなければならない。先進国が異なる成長モデルに切り替えることはたやすいことではない。しかし日本、そしてドイツはそれを成し遂げた。米国もまた両国にならうべきであろうし、現在の浪費型経済を改めれば、あるいは現在ほど多くの財政出動と成長計画を必要としなくなるかもしれない。

 循環型の社会運営と制限内での効果的な配分がキーワードか・・・。
 拡大が難しくなってくると、外交的な政治力がますます求められるな。
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by e-principle | 2010-08-15 19:39 | 経済

グローバル時代の企業統治とは

 会社を大きくするという概念が揺らいでいるように感じる。

 従来の日本的考え方では、いかに自分の所属する企業を大きく
するかに関心が払われてきた。

 しかし、成長余力が乏しく、国外での協調策と拡充策を併用
して模索しなくてはならない中で、企業の統治方法も大きく
変わらざるを得ないのではないか。

 生産から投資へ。

 いつか、自分たちのパイを駆逐する可能性も否定せずに、海外
企業に50%以上の議決権を持たない形での緩やかな投資という
形での援助が必要なのではないだろうか。

 生産設備への投資より、自ら以外に成長余力のあると思われる
新興企業への援助を通じた協調関係の構築がグローバル、特に
アジアでの影響力を保持していく上では欠かせないのではないだろうか。
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by e-principle | 2010-08-03 14:49 | 経済

日本の成長戦略とは

 よく言われる、日本の成長戦略。

 民主党政権から聞こえてくるのは、介護・福祉産業の育成、
インフラのアジア向け輸出などである。

 だが、これらは成長戦略とは言わない。どちらかというと
国内産業の振興である。

 成長戦略とは、「新しい産業」を生み出すことであり、
ここでは、情報通信・宇宙・人体といった分野が圧倒的に
可能性を持っている。

 端的言うと、コンピューター・ロケット・人間である。

 現状では、外出先から今の冷蔵庫の中身を見ることができない。
ちょうど帰る時間に必要な場所の室温を適温にしておくことができない。
家の必要な場所を携帯から必要なとき見えたら本当に便利である。

 宇宙は未開なだけ大きな可能性を持った場所である。

 人間特に脳や必要な臓器を代替えすることができれば良い。
 そのような機能は蒸気機関が人力・馬力を凌駕したような効果を生む
可能性がある。

 この辺りから、未来の成長戦略は、結局新しい便利さ・価値観を
自身にもたらす発想から生まれることが分かる。


 
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by e-principle | 2010-08-03 13:28 | 経済

世代交代の必要性

 ワールドカップを見て思ったのは、一般的な予測ほど
あてにならないものはないということである。

 今回の日本代表はほとんど100%が予選で敗退する
と「予測」されていた。

 この「予測」は多くの識者による詳細な分析を多くの
人が見聞した上で成り立っている。

 しかし、見事に外れた。

 ここから学べるのは、長期の予測は、直前の変更に適わ
ないということである。

 多くの日本企業が、四半期ごとに見通しを出している。

 業績とはそんなに簡単に上下できるものなのだろうか。

 開発担当者の偶然のひらめき、広報担当者の偶然の変更
などが積み重なって結果は生まれる。

 ヒットするかしないかなんて、直前まで全く分からないもの
だと考えて良い。

 つまり、我々は多くの場合、全くあてにならない情報を
かき集めては鵜呑みにしているのである。

 この辺りの感覚は、何十年も拡大基調の中で当たりやすい
予測の中を生きてきた世代にはまず分からないものであろう。

 全くの不確実性の中で生きるには、何も決めつけることは
できないのだという大原則から始めなくてはならない。

 企業業績においても、ヒット商品の多くは若い人のひらめき
から生まれることが多いときく。「自主性」と「登用」という
企業成長に欠かせない要素を再度考える良い機会となった。
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by e-principle | 2010-07-04 20:11 | 経済

デジタル化とは。

 一般にデジタル化とは、アナログの0と1への数値変換
のことである。

 デジタル化すると、一般化が容易になる反面、差別化が
難しくなる。

 例えば、多くの野球選手がいて、その能力が完全に数値
化された場合、おそらく現状の成績とは全く異なる並びがで
きあがるだろう。

 すなわち、デジタル化とは一見、整列的な動きに見えて、
実は同時に多くの不規則序列を生み出す混沌化を呼ぶもの
でもある。

 とうのアメリカはこのことをまだ分かっていない。

 つまり、グーグルがデータを集めて、デジタル化すれば
するほど、現実とは全く異なる空想の序列を生み出すだけ
なのである。

 デジタル化に頼ったアメリカが戦争に弱くなったことは
非常に興味深い一例である。
 
 また、あれほど熱心だった野球でも圧倒的な力を失って
いる。デジタル化を進めるとはそういうことなのだ。

 デジタルとはあくまで、プログラミングの概念であり、
全てを標準化に誘う。この中で、無理やり差異化を図って
も、それは成り立たないといえる。
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by e-principle | 2010-05-18 22:00 | 経済

性能の意味。

 「性能」という言葉がある。

 しかし、この概念、よく考えると非常に難しい。

 性能とは、そのものに含まれる価値・能力のようなもの
だが、性能が高いほど評価される訳ではなくなっている。

 何故なら、性能が高いほど使いやすい訳ではないからだ。

 しかも日本の携帯電話は多機能だが、必ずしも性能が高い
と評価されている訳ではない。

 多機能+高性能≒高価値でなく、

 単機能+使いやすさ≒高価値への流れが見えている。

 やはり、日本の携帯は高画素や様々な機能追加をもう追及
してもしょうがない。

 消費者への価格に転換されるだけだろう。

 それよりも、安く、世界中どこでも使えるようにすべきだろう。
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by e-principle | 2010-05-18 21:40 | 経済

斬新な政策とは

 正しい政治の在り方を目指しても、肝心の政策が
ついてこなければ、意味はない。

 しかし、単独の施策一つ一つが正しいからといって
国民の生活が良くなるかは分からない。

 それは、ある個別施策がうまく行く一方で、
その指標のために、他の片方が悪くなるという
ような可能性があるからである。

 そんな中、大きな柱として間違いのないもの
を挙げておく。

 ①分都
 ②移民(白人)強化
 ③リタイア後の安定強化(社会不安の除去)

 これは、上から効果が大きいと思われる順である。

 しかし、その効果も遅れるごとに、日々薄れていく。

 何故効果があると考えるのか。
 ①政策を決める場所が偏っている、古くなっている場合、
 斬新な考え方が出にくいし、持ちにくい。
 ②斬新な発想、アイデアを出し、実現する主体となりやすい。
 ③労働のモチべーションの向上に最もつながる。

 簡単にいうと、そのように考える。
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by e-principle | 2010-04-17 08:52 | 経済

2050年の世界地図

 アメリカから中国に手渡された一枚の地図。
 広く行き渡りつつあるこの概念によると、
日本は静岡以降の東日本のみとなっており、
西日本と朝鮮半島は中国領になっている。

 これには続きがあって、その頃の日本で
都市として地図に載るのは「東京」のみと
なっている。

 先に述べたTOYOTAや普天間の問題も行き着く
ところはこの地図にあり、さらにやっかいなことに
日本は2030年までにトルコ・ポーランド・
メキシコとともに世界地図で大きく影響力を保持する
国になると予測されている。

 個人的にはそんな先のことどうでもいいのだが、
非常に興味を持っており、こうした地図にあたる
ものが以前になかったのか調べてみたい。
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by e-principle | 2010-02-20 15:04 | 経済

日本ゆっくりと上昇中

 大変な時代に突入しつつある日本。
 しかし、考えるとこの変化に比較的影響を受けなかった
分野もあることが分かります。

 そのように見える分野-それは銀行と公務員-。

 両者とも再編の波は受けたものの、親方日の丸的な肥大
化合併を経て、今は浮き沈みの少ない分野として、他産業
より優れて見えます。

 銀行員はともかく、公務員特に国家公務員を怒らせると
日本全体を道ずれにしてでも、自らの相対的地位は維持し
てしまうようです。

 ということは、彼らの待遇を表だってエリート的なもの
に変えるということが成長戦略になるのかも知れません。

 
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by e-principle | 2010-02-13 21:16 | 経済